韓米FTA=自由貿易協定が今月15日に発効しますが、早速アメリカの法律事務所が韓国への進出に向けて本格的に動き出しました。
法務部が6日に発表したところによりますと、アメリカの法律事務所を対象に外国法事務弁護士の承認に向けた予備審査の申請を受け付けたところ、初日の1日だけで、ポール・ヘイスティングス、ロープス・アンド・グレイなど7社が申請したということです。
これらのなかには、売上世界20位規模の大手法律事務所だけでなく、小規模の法律事務所も含まれているということです。
これに先立って、世界3大法律事務所の一つであるイギリスのクリフォードチャンスも去年の暮れに法務部に外国法事務弁護士の予備審査を申請しており、これで、合わせて8つの外国法律事務所が韓国進出に向けた手続きを踏み始めたことになります。
このほか、先月早々韓国進出を表明したものの、まだ予備審査の申請をしていない法律事務所もあり、アメリカの法律事務所からの申請はさらに増えるものとみられます。
これら法律事務所は、予備審査と正式審査を通れば、韓国国内でアメリカの法律に関する相談や調査など、法律サービスを提供できるようになります。
また、第2段階の開放が行われる2014年からは、韓国の法律事務所と提携して韓国法に関連した事務を一部処理できるようになり、第3段階の開放が行われる2017年からは、韓国の弁護士を雇用して韓国国内の訴訟事務も手がけられるようになります。