今月26日と27日にソウルで開かれる核セキュリティーサミットに備えて、官・民・軍、それに警察も加わる訓練が9日、ソウルで行われました。
核セキュリティーサミットで警護警備にあたる陸軍の首都防衛司令部は9日、ソウルの陽川(ヤンチョン)区木洞(モクドン)一帯で、将兵150人に警察、公務員、消防関係者ら合わせて200人が参加する訓練を行いました。
訓練では、軍と警察、民間人で構成された保安チームが会場で爆発物と疑われるものを発見し速やかに連絡をすると、爆発物を取り除く担当チームが投入され、無事に爆発物が除去されました。
また化学物質による有毒ガスが漏れ出したことを想定して、消防隊とレスキュー隊がガス中毒にかかった市民を速やかに運び、化学物質を安全に回収しました。
そしてテロリストとみられる人物の逃走路を遮断し、特殊戦闘部隊の隊員がヘリコプターからロープで降りてきて、テロリストを制圧しました。