今月26日と27日にソウルで開かれる核セキュリティ・サミットに備えて、警察庁は12日から会場のソウルの総合展示場COEX(コエクス)周辺の警備を強化しました。
核セキュリティ・サミットは、G20首脳会議の参加国より2倍以上多い53か国の首脳らが集まるだけに、警察庁は会場の出入りや周辺の交通を規制し段階的に警備レベルを強化することで、安全に万全を期すとしています。
まず、サミットの一週間前にあたる19日、来週月曜日からは、COEXの地上ビルを出入する人は、入口に設置されているX線検査機を必ず通過しなければなりません。また、サミットの前日からは、IDカードを持っている人だけしかCOEXの地上ビルを出入りできないようになります。そしてサミット当日は、COEXの地下と地上のビル全体が、IDカードを持っている人だけしか出入りできない区域となります。
またCOEXに地下でつながっている地下鉄2号線の三省(サムソン)駅は、電車が停車せずにそのまま通過します。周辺のテヘラン路や奉恩寺(ポンウンサ)路などの道路の一部でも車の通行が制限され、周辺のバス停も停車位置が一部変わります。
さらに警察庁は、26日には車のナンバーの末尾が偶数の乗用車だけを、27日には奇数の乗用車だけを運行するよう市民に協力を呼びかける方針です。