国務総理室に属している公職倫理支援官室が民間人を違法に査察し、関連証拠を隠滅した事件と関連して、当時、公職倫理支援官室に主務官として勤務していたチャン・ジンス職員が「大統領府民政首席秘書官室もこの事件に関与した」と暴露しました。
現在裁判中のチャン・ジンス職員は19日、インターネットのニュース専門サイト、オーマイニュースの動画像ニュースに出演し、去年1月半ばに大統領府民政首席秘書官室の秘書官から関連証拠を隠滅すれば5億ウォンから10億ウォンを渡すと提案され、4月半ばには5000万ウォンを渡されたと話しました。
チャン・ジンス職員は当時、民間人違法査察の証拠を隠滅するためにパソコンのハードディスクを破棄した疑いで起訴され、2審で懲役8ヶ月、執行猶予2年を言い渡され、現在上告中です。
一方、民主統合党の李錫玄議員は18日、捜査に当たった検察が公職倫理官室のパソコンから民間人査察の内容を青瓦台に報告した状況を把握したにも関わらず、こうした事実を隠蔽したとする大検察庁デジタル捜査官室の分析報告書を公開しました。
このようなことから、この事件に青瓦台が直接介入したのではないかという疑惑が一層強まっています。