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社会

手動の非常用発電機稼動させず 古里原発事故

Write: 2012-03-19 15:17:09Update: 2012-03-19 15:17:09

手動の非常用発電機稼動させず 古里原発事故

韓国の原子力発電所には外部の電源が失われた場合に備えた非常用発電機が3台ありますが、先月9日に古里原子力発電所で外部の電源が切れた際には、3台がともに稼動しなかったことが分りました。
関係者によりますと、非常用発電機3台のうち2台は外部の電源が切れた場合に自動的に稼動し、1台は手動で稼動させるシステムだということです。
ところが、自動で稼動する非常用発電機2台のうち1台は定期点検中で、もう1台は空気供給バルブに問題があって稼動しなかったということです。
にもかかわらず、発電所にいた職員は手動の非常用発電機を稼動させず、結局12分間に渡って電源の供給が止まる事故が発生したということです。
そのため、一部からは、手動の非常用発電機も故障していたのではないか、あるいは手動の非常用発電機の扱い方を職員が知らなかったのではないかとする見方が出ています。
原子力発電の専門家は、手動の非常用発電機を稼動させることはほとんどなく、直接扱った経験がある職員は多くないとして、事故当時、発電所には60人程度の職員だけがいたことから、手動の発電機の扱い方を知っている職員がいなかった可能性もあると指摘しています。

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