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サイエンス

韓国の研究グループ 筋肉作る「調節酵素」を発見 

Write: 2012-03-20 13:48:07Update: 2012-03-20 13:48:07

国内の研究グループが、たんぱく質の合成を調節する酵素を発見しました。
ソウル大学と浦項(ポハン)工科大学の共同研究グループが19日発表したところによりますと、たんぱく質を合成するたんぱく質合成酵素(LRS・Leucyl-tRNA synthetase)がたんぱく質の合成を調節するスイッチの役割もすることを発見したということです。
研究グループは、細胞実験により、たんぱく質合成酵素がロイシンというアミノ酸と結合すると、中間たんぱく質(mTOR)が活性化し、筋肉たんぱく質が作られることを確認しました。
そして、たんぱく質合成酵素がロイシンと多く結合するほど、筋肉のたんぱく質の量も増えました。これに対し、たんぱく質合成酵素の働きを抑制したり、たんぱく質合成酵素がロイシンと結合できないようにすると、たとえロイシンが細胞中に多量にあったとしても、筋肉たんぱく質は合成されませんでした。
このことから、たんぱく質合成酵素が筋肉たんぱく質を合成する「スイッチ」の役割をすることがわかるということです。
ロイシンを多量に摂取すると筋肉量が増えるということはこれまでも知られていましたが、その仕組みが解明されたのは初めてです。
研究グループを率いたキム・ソンフン教授は、「たんぱく質合成酵素を調節して中間たんぱく質の活性化を防ぐことができれば、がんや糖尿病の治療を効果的に行うことができる。たんぱく質合成酵素は新薬開発で重要な役割をするだろう」と期待感を示しました。
今回の研究結果は、15日付けの科学学術誌「セル」のオンライン版に掲載されました。

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