韓国では、自分の職業に満足している度合いが、教育と文化・芸術分野に携わっている人で高いのに対し、高所得者である医師や弁護士では相対的に低いことがわかりました。
韓国雇用情報院は韓国の760種類の職業に携わっている2万6000人あまりを対象に自分の職業にどれほど満足しているのかについて調査を行い、その結果を20日発表しました。
調査は、社会的評判、定年保障、時間的余裕、発展可能性、職務満足度の5つの項目について行われました。
その結果、自分の職業に対する満足度が最も高かったのは小学校の校長で、次いで声優が2位、相談専門家が3位、教会の神父、作曲家、キュレーターなどの順となり、全体的に教育と文化・芸術、放送業務に携わっている人の職業満足度が高くなっています。
特に、満足度の高い職業上位20位のなかに、小学校校長や大学教授など教育分野の職業が5つも含まれており、定年が保障され、ほかの職業より相対的に時間の余裕があることが高い満足度につながっているものとみられます。
一方、高所得の専門職である医師は44位、弁護士は57位、検事と弁理士は133位に止まり、所得が高いものの、仕事がきつく、時間的な余裕が少ないことが職業満足度を低くしているものと分析されます。