未婚の人や離婚する人が増えたため、この15年間で1人世帯と2人世帯の割合が大幅に増えたことがわかりました。
統計庁は21日、人口や世帯の構造、それに住宅の変化に関する資料をまとめました。
それによりますと、この15年間で1人世帯と2人世帯の増加が最も目立ち、3人以上の世帯は1985年には全体の80.8%を占めていましたが、2010年にはその割合が大幅に減り、1人世帯と2人世帯を合わせた割合が48.2%と、半分近くになっています。
最も割合が高いのは2人世帯で24.3%、次いで1人世帯が23.9%、4人世帯が22.5%、3人世帯は21.3%の順となっています。
1人世帯と2人世帯の大幅な増加は、未婚の人と離婚する人が増えたためで、こうした傾向は今後も続くものとみられています。
1世帯当りの平均世帯員数は1995年には3.4人でしたが、2010年には2.69人に減っています。
特に、2010年の1人世帯のうち女性は222万世帯で男性の192万世帯を上回り、女性の1人世帯が増えています。