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社会

古里原発1号機 非常電源なく燃料取り出し 

Write: 2012-03-22 14:19:39Update: 2012-03-26 11:14:54

古里原発1号機 非常電源なく燃料取り出し 

釜山にある古里原発1号機で2月9日に起きた全ての外部電源の喪失事故と関連し、事故翌日の先月10日に、外部電源喪失に備えた非常用発電機3機のうち 2機がともに作動しない状態のまま核燃料の交換作業が行われていたことが分かり、さらに波紋が広がっています。
原子力安全委員会は、21日、古里原発1号機の事故調査の結果を発表し、停電事故が起きた翌日の先月10日から2日間、非常用発電機2機がともに稼動不能な状態で原子炉で核燃料の取り出し作業が行われたことを明らかにしました。
原子力安全委員会によりますと、古里原子力発電所側が事故を隠蔽し、正常に稼動していると見せるため核燃料の取り出し作業を行ったということです。原子炉から取り出した直後の核燃料は熱を発するため、冷却できないと溶融する危険があったにもかかわらず、古里原発の幹部らは非常用電源を確保した上で作業するという内部規定を無視したことになり波紋が広がっています。
こうしたことから、原子力安全委員会は、来年3月までに古里原発1号機の非常用発電機を交換させる計画ですが、古里原発1号機の閉鎖そのものは検討していないということです。

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