核テロ防止のため、放射性物質の管理や防護策強化を首脳級で話し合う第2回核セキュリティ・サミット開幕日の26日、大統領府青瓦台近くで、脱原発を訴える市民団体の核サミット反対集会が相次いで開かれました。
進歩連合の「民衆の力」は、「核サミットが、核テロ防止を口実に核保有国としての既得権を握ったまま、北韓やイランへの圧力を正当化している」として批判しました。
また、ソウル環境運動連合は、「核サミットが原発の取引の場に変質した」と指摘し、核廃棄物ドラム缶の模型の前で各国の首脳らが祝杯をあげるパフォーマンスを繰り広げました。
これに先立って25日にはソウル駅前広場で、脱原発を訴える市民およそ500人が反対集会を開き、「核サミットは原発推進の集まりだ」と批判しました。