ワクチンもなく治療もままならないC型肝炎に感染した患者が韓国ではこの10年間で1.4倍に増えました。
保健福祉部の疾病管理本部が標本調査を行った結果、C型肝炎に感染した患者は、2001年のおよそ3000人から、2008年は6407人と8年間で3倍に増えましたが、健康診断の増加などで2009年以後急激に減っていました。
しかし去年2011年は4200人と再び増加に転じ、結局、この10年間で1.4倍増加しました。
C型肝炎は、ウイルス感染によって引き起こされる肝臓の炎症で、韓国では、手術、刺青、透析などが感染要因として報告されています。
C型肝炎患者の7割以上は、慢性の肝炎となり、やがて肝硬変や肝臓がんに進行して、肝硬化患者の12%、肝臓がん患者の15%は、慢性のC型肝炎が原因とされています。