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社会

新月城1号機 試運転中に自動停止

Write: 2012-03-28 15:05:50Update: 2012-03-28 15:29:45

新月城1号機 試運転中に自動停止

商業運転を目前に試験運転を行っていた新月城(シンウォルソン)原子力発電所の1号機が27日午後、冷却ポンプのトラブルのため停止する事故がありました。
事故があった新月城1号機は、慶尚北道(キョンサンブクド)慶州(キョンジュ)市にある100万キロワット級の新しい原子炉で、今年6月からの商業運転を控えて試験運転が行われています。
韓国水力原子力によりますと、1号機は27日午後6時41分に原子炉冷却ポンプが停止し、原子炉が自動停止したということです。
冷却ポンプをコントロールする制御カードが損傷したものとみられ、現在、韓国原子力安全技術院が詳しい原因を調べています。
今回の自動停止は発電所の安全性には影響がなく、外部への放射能漏れも全くなかったということです。
新月城1号機は1月27日に初めての電気生産に入りましたが、その1週間後の2月2日にも蒸気発生器の水位を調節するバルブ制御装置のトラブルで稼動が停止しています。
これに先立ち、5月完成予定で、試験運転中の新古里(シンゴリ)原子力発電所の2号機でも今月23日、 給水トラブルのため停止する事故がありました。
このように、商業運転前の新しい施設でも相次いで稼動が停止する事故が起きたことで、老朽化した原子力発電所に続いて、新しく建設された原子力発電所に対しても、安全性を懸念する声が広がるものとみられます。

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