環境団体で構成する4大河川調査委員会は28日国会で記者会見し、4大河川の一部の堰の構造物が下にたるむ「不等沈下現象」が見つかり、堰の安全性が心配されると指摘しました。
「不等沈下現象」は構造物の基礎地盤が荷重によって沈下する際、均一に行われない現象です。
4大河川調査委員会は、特に栄山(ヨンサン)江の堰は可動梁の垂直の継ぎ目に亀裂ができ、構造物の高さの違いが肉眼でもわかるくらい不等沈下現象がはっきりと確認されると主張しました。
4大河川調査委員会はまた、洛東(ナクドン)江にある堰でも同じような現象が見つかっており、堰の下の土砂が流失したか、工事がずさんだった可能性があるとして、堰の安全性が心配されると指摘しました。
これに対して、国土海洋部の関係者は、構造物の間には肉眼ではわからないくらいの微細な高さの差があるだけで、不等沈下現象はないと一蹴しました。