韓国では3日、全国的に20メートルを超える風が吹き荒れて暴風警報が出され、船が暗礁に乗り上げたり大型のクレーン車が倒れたりして
各地で被害が相次ぎました。
3日午前8時10分すぎ、全羅北(チョンラブク)道扶安(プアン)郡蝟(ウィ)島の海岸に停泊していた27トンの船が強い風に押されて150トンの建設機械船と衝突し、そのはずみで建設機械船が暗礁に乗り上げました。
群山(グンサン)海洋警察庁がすぐに3000トンの警備艇を現場に向かわせて救助活動を行ったため、けが人などはありませんでした。
また、午前9時半ごろ全羅南(チョンラナム)道霊巌(ヨンアム)郡で大型のクレーン車が強風で倒れ、そばにあった建物と車10台が下敷きになりましたが、幸いけが人はありませんでした。
さらに正午過ぎには、釜山(プサン)市東莱(トンレ)区の明倫(ミョンリュン)小学校で工事中の塀が崩れ、そばを通っていた女性がけがをして、近くの病院に運ばれ治療を受けました。
消防防災庁は、全国で強風による被害が相次いでいるため、屋外施設の管理に注意を払うよう呼びかけました。