ソウル市が今年1月から中心部の清渓(チョンゲ)広場で毎週水曜日に試験的に開いてきた「市民発言台」が、毎週土曜日の正午から午後4時に時間帯を移して、今週7日から正式開催されることになりました。
市民発言台は、ロンドン・ハイドパークで毎週日曜日に開かれているスピーカーズコーナーをモデルにしたもので、事前に申し込み、他人を中傷したり、特定の政党を支持する内容でなければ、1人10分以内で自分の意見を発表することができます。ソウル市は1月から先月までの3か月間に12回にわたって、この市民発言台を試験的に開きましたが、小学生から83歳の高齢者まで149人がマイクを片手に自分の考えを語りました。
そしてソウル市のホームページ登録会員にアンケート調査をしたところ、ほとんどの人が市民発言台に好感を抱いていたうえ、55%が土曜日の開催を希望したため、開催日を水曜日から土曜日に変えることになりました。
ソウル市はすでに市民発言台で示された意見のうち、ソウル市や政府に対する提案や苦情69件を関係部署に知らせて制度の改善などを提案しており、今後も行政に生かしていくことにしています。