国防部の関係者が5日、明らかにしたところによりますと、国防部は韓国の大統領専用機にミサイル接近警告装置やミサイルが接近してきたときにミサイルの方向をそらす装備などの装着を検討しています。
ミサイル接近警告装置は、接近するミサイルを事前に探知することができ、もうひとつのミサイル指向性妨害装置は、赤外線などによってミサイルの熱追跡センサーをかく乱させることができるということです。
ただ、これらの装備はアメリカ政府が輸出禁止品目にしているため、国防部はこれらの装備が取り付けられた状態の航空機を輸入することなども検討しているもようです。
韓国政府は、大韓航空からボーイング747を借りて大統領専用機として使っていますが、韓国国防研究院は、この専用機には敵のミサイル攻撃を防御できるシステムが整っていないとして、対策の必要性を指摘していました。