乗客乗員150人を乗せてカナダのバンクーバーを出発しソウルに向かっていた大韓航空の旅客機に爆弾を仕掛けたとする脅迫電話があり、バンクーバー近郊の空軍基地に緊急着陸する事件がありました。
ロイター通信が11日、伝えたところによりますと、この旅客機は、アメリカのオレゴン州ポートランドから出動したアメリカ空軍のF15戦闘機2機の護衛を受けてバンクーバー近郊の空軍基地に緊急着陸し、乗客乗員は全員、無事だということです。
大韓航空の説明によりますと、現地時間で10日午後2時半頃、ボーイング777型機のソウル行きKE072便がバンクーバー国際空港を離陸しましたが、その25分後に、ロサンゼルス支社に機内に爆弾を仕掛けたとする電話がかかってきたため、F15戦闘機2機の護衛を受けて、回航し、午後5時半ごろ、バンクーバー近郊の空軍基地に緊急着陸したということです。現在、バンクーバー当局が安全点検をしており、運航再開の見通しはまだ立っていません。この旅客機は11日午後6時前に仁川国際空港に到着する予定でした。