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社会

宇宙食の宇宙ビビンパ 家庭の食卓へ

Write: 2012-04-17 09:21:51Update: 2012-04-17 09:21:51

宇宙食の宇宙ビビンパ 家庭の食卓へ

韓国で開発された宇宙食の「宇宙ビビンパ」が近く一般家庭の食卓に上りそうです。
韓国原子力研究院の放射線実用化技術部のイ・ジュウン博士が率いる研究チームは16日、ロシアから宇宙食としての認証を受けた宇宙ビビンパの製造技術を、全州(チョンジュ)ビビンパ生産者連合会に移転することにしたと発表しました。
全州(チョンジュ)ビビンパ生産者連合会は、移転された技術にもとづいて飛行機の機内食を作り、韓国の格安航空会社に供給するとしています。また化学繊維メーカーのコーロンインダストリーと手を組んで非常食やアウトドア用の食料として商用化するとしています。
宇宙ビビンパは、韓国の伝統料理の全州ビビンパを水分が6%以下になるまで乾燥させて保存し、お湯で戻して食べるようにしたもので、韓国原子力研究院が開発し、2010年にロシア連邦国立科学センターから宇宙食の認証を受けています。
これまで海外で認証を受けた韓国製の宇宙食は合わせて17種類で、このうちキムチ、インスタントラーメン、穀物バー、韓国の伝統茶のスジョングァが、2008年に韓国人初の宇宙飛行士イ・ソヨンさんがロシアの宇宙船「ソユーズ」に乗って国際宇宙ステーションに向かった際、宇宙飛行士たちに提供されました。
宇宙食には、体にいい乳酸菌のような微生物すらも含まれていてはいけないため、ビビンパの味付けをするコチュジャンに含まれている発酵を促進するバシラス菌も殺菌しなければなりません。韓国原子力研究院は放射線をあてることによって、このコチュジャン、ご飯、野菜に存在する微生物をなくしています。


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