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社会

4・19革命の高麗大学の記録 国家記録院が復元

Write: 2012-04-19 09:55:49Update: 2012-04-19 09:55:49

今から52年前の1960年に、李承晩(イ・スンマン)政権の独裁に反対する学生たちの抗議デモで多くのけが人を出した4.19革命の高麗(コリョ)大学での様子を記した記録が、国家記録院の新しい技術によって復元されました。
復元されたのは、1960年5月3日付けの「高麗大学学報」と「4・18負傷者現況名簿」です。
高麗大学学報は、4.19革命の前日にソウルの高麗大学で起きた学生デモの様子を詳しく記したもので、4面の特集号で構成されています。
この学報には、「既成世代は覚醒せよ」と叫びながら街に繰り出すデモ隊の様子や、デモに参加した高麗大学の学生が同じ8日にソウル鍾路(チョンロ)4街で暴力団員に襲われた「高麗大学生奇襲事件」の状況などが詳しく紹介されています。
また4・18負傷者現況名簿は、高麗大学生奇襲事件で負傷した学生40人あまりの学科や学年、名前などの情報と一緒にけがの程度などが記録されています。
これらの記録は発行から52年も経っていて酸性化が進み、このままだと判読できなくなるため、国家記録院が初めて導入した超音波を利用した縫合処理技術によって復元複製し、半永久的に保存できるようになったということです。
復元された記録は高麗大学博物館の記録資料室に保管されています。

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