4月20日は「障害者の日」ですが、ソウル市はこれに合わせて18日、新たな障害者福祉総合対策をまとめ、発表しました。
それによりますと、ソウル市は今後3年間に1兆3000億ウォン以上を投入し、障害者の人権を増進させ、自立した生活を支援するためのさまざまな対策を実施します。
まず、障害者の移動の利便性を高めるため、ソウル市を走っているバス全部の24%に止まっている低床バスの割合を、2014年までに2倍に拡大するとともに、現在は330台に過ぎない障害者専用のコールタクシーを、2倍近い600台に増やすとしています。
また、夫婦のうち1人でも障害者がいれば、今年から出産費用として100万ウォンを支援します。
さらに毎年新たに採用するソウル市職員の10%を障害者とするほか、ソウル市で行う事業の企業入札では、障害者の雇用比率が高い企業に有利なようにする方針です。
ソウル市は対策をより実効性のあるものにしようと、総合計画を策定する際に初めて障害者を参加させ、注目を集めました。
ソウル市には、去年末の時点で41万2000人の障害者が住んでいます。