サイエンス
遺伝疾患解明に道 韓国の研究者が細胞分裂で実証
Write: 2012-04-19 09:57:18 / Update: 2012-04-19 09:57:18
生物の細胞分裂の過程で重要な役割を果たす、たんぱく質の「Mis18α」の機能が、ソウル大学などの研究グループによって初めて解明されました。
教育科学技術部が19日、発表したところによりますと、ソウル大学のペク・ソンヒ教授と淑明(スクミョン)女子大学のキム・グンイル教授が率いる研究グループは、生物の細胞分裂の際、「Mis18α」と呼ばれる、たんぱく質がきちんと機能しなかった場合、細胞分裂が正常に行われずに、さまざまな遺伝疾患の原因になることを解明したということです。
ヒトの細胞は、分裂するとき、まず遺伝情報を2倍に複製し、その遺伝情報を分裂によって新しくできた細胞に伝えます。ヒトの染色体は、ペンチのようにX字の形をしていますが、その交差しているところを動原体といい、細胞が分裂する際にこの動原体に糸が付着して左右に引っ張ることによって染色体は正確に2つの娘細胞に分裂します。
研究チームは、マウスを使った実験を行った結果、「Mis18α」たんぱく質が、きちんと機能しなかった場合、細胞分裂の過程で動原体が生成されず、細胞分裂が正確に行われないことを確認したということです。
今回の研究成果は、このほど、世界的な生物学専門誌のセル(Cell)の姉妹誌である「モレキュラーセル(Molecular Cell)」に掲載されましたが、がんや精神遅滞などの遺伝疾患の原因解明に道を開いたとする評価を受けているということです。
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