去年12月に韓半島西の韓国の排他的経済水域で不法操業を取り締まっていた韓国の海洋警察隊員が、中国漁船の船長に刃物で刺されて死亡した事件が起きましたが、仁川地方裁判所は19日、この中国人船長に懲役30年、罰金2000万ウォンの刑を言い渡しました。
検察は死刑を求刑していました。
この判決について、中国外務省の報道官は定例記者会見で、「黄海の排他的経済水域の設定は中国と韓国の間で合意が成立していないので、一方的に自国の法律を適用した判決を言い渡したのは受け入れられない」と主張しました。
一方、この日の記者会見では、北韓による事実上の長距離ミサイル発射以降、中国政府が脱北者の強制送還を中止したとする報道についての質問が出ましたが、この報道官は、「中国政府は人道主義の原則と国際法、国内法に基づいて処理している」として、具体的な言及を避けました。