BSE=牛海綿状脳症の危険性を訴える韓国の複数の市民団体は、アメリカ・カリフォルニア州でBSEに感染した牛が確認されたため、韓国政府が直ちにアメリカ産牛肉の輸入を停止するよう26日、求めました。
「狂牛病国民対策会議」や「狂牛病危険監視国民行動」など、BSEの危険性を訴えてアメリカ産牛肉の輸入に反対している複数の市民団体は、26日、共同で記者会見し「アメリカは現在、肉にする牛のわずか0.1%にすぎない4万頭あまりを対象にBSEの検査を行っているが、今回確認された牛以外にもBSEに感染した牛が存在する可能性が高い」と強調しました。
また「韓国政府は、多くの反対を押し切ってアメリカ産牛肉の輸入を決めた際、アメリカでBSEに感染した牛が確認された場合は、アメリカ産牛肉の輸入を直ちに停止するとともに、すでに輸入した全てのアメリカ産牛肉を調査すると約束したはずだ。政府は国民の安全のために直ちにアメリカ産牛肉の輸入を停止しなければならない」と訴えました。
これらの市民団体は、アメリカで24日、BSEに感染した牛が再び確認されたことを受けて、4年前の5月2日にアメリカ産牛肉の輸入に反対する市民のろうそく集会が開かれたことにちなんで、来月2日に再びろうそく集会を開くことを決めました。