ハッキングを受けて会員の個人情報を流出させたインターネットサイトに、慰謝料の支給を命じる判決が出ました。
去年7月、SKコミュニケーションズが運営するポータルサイト「ネイト」とソーシャルネットワーキングサービス「サイワールド」がハッカーの攻撃を受け、会員の個人情報が流出する事件がありました。
大邱地方裁判所は26日、ネイトとサイワールドの会員の男性が、SKコミュニケーションズを相手に慰謝料300万ウォンを請求した訴訟で、SKコミュニケーションズにも部分的に過失があったとして、慰謝料100万ウォンを支給するよう命じる判決を言い渡しました。
個人情報の流出と関連した訴訟で慰謝料の支給を命じる判決が出たのはこれが初めてです。
ネイトとサイワールドの会員は3500万人に上りますが、今回の判決を契機に慰謝料を請求する訴訟が相次ぐものと見られています。