アメリカでBSE=牛海綿状脳症に感染した牛が確認されたことを受けて、韓国国内でアメリカ産牛肉の輸入停止を求める声が高まっていることについて、アメリカの業界関係者は、韓国のメディアが世論を煽っているとの見方を示しました。
これは、アメリカの肉類輸出連合会のフィリップ・セン会長が現地のラジオ番組に出演して述べたものです。
フィリップ・セン会長は、「韓国市場で、一部小売業者がアメリカ産牛肉の販売を中断するなど、アメリカ産牛肉の需要が減っている」と指摘したうえで、「アメリカ側の最終的な疫学調査の報告書が発表されていないなかで、メディアが独自の調査をしているのが問題だ。韓国政府がこれから発表されるこの報告書を公開すれば、メディアは消費者の感情的な反応を煽る力を失うだろう」と主張しました。
フィリップ・セン会長は、また、「日本は輸入規制強化措置を取っておらず、小売り業者の反発や牛肉販売の急激な減少などもない」と強調しました。
一方、アメリカの業界消息筋によりますと、タイ政府は、アメリカでBSEの発生が確認されたことを受けて、先月末にアメリカの肉類輸出連合会にアメリカ産牛肉の輸入を中断する意思を伝えましたが、実際には輸入中断措置を取っていないということです。
今回のBSE感染で、これまで、アメリカ産牛肉の輸入中断措置を取ったのはインドネシアだけだということです。