国際的な業務地区の造成が進められているソウル市龍山(ヨンサン)区に世界で2番目に高いビルが建てられます。
龍山国際業務地区の造成事業を担当している龍山駅勢圏開発は、2日、国内外の専門家が8か月間にわたって完成させた地区内の23のビルのデザインを公開しました。
設計には、レンゾ・ピアノやドミニク・ペローなど、世界的な建築家が参加しました。
まず、ソウルの新しいランドマークとなる「トリプル・ワン」は、韓国で最も高く、世界で2番目に高い、高さ620メートル、111階建ての円錘型の超高層ビルで、103~111階にはソウル全域を一望できる展望台と公園が造られます。
また、業務施設の中心的な建物となる47階建てのハーモニータワーと56階建てのブレードタワー、それに64階建てのダイアゴナルタワーが、龍山駅から500メートル以内の位置に並んで建てられます。
このほか、88階建てと77階建てのビル2棟からなり、韓国の伝統的な軒と瓦を現代的に表現したブティックオフィステルや、複合施設のアカデミーオフィスなども建てられる予定です。
事業予算は3兆ウォンで、これらの建物は、9月までに基本設計を終え、2016年末の完成を目途に、来年上半期に着工する予定だということです。