アメリカでBSE=牛海綿状脳症に感染した牛がおよそ6年ぶりに発見されたことから、韓国の国民の多くはアメリカ産牛肉の安全性に不信感を抱いていますが、アメリカ産牛肉の輸入に反対するろうそく集会が各地で開かれた2008年のころと比べると、不信感を抱いている人の割合は少し減っていることがわかりました。
朝鮮日報がアメリカ産牛肉の安全性について世論調査をしたところ、回答者の65.5%が「安全でない」と答え、29.1%が「安全だ」と答えました。これは朝鮮日報が4年前の2008年6月に行った調査で、78.8%が「安全でない」と答え、17.1%が「安全だ」と答えたのに比べると、不信の声が少し減ったと言えます。
またアメリカ産牛肉の輸入中止を求めるろうそく集会について意見を聞いたところ、「共感する」と答えた人は60.4%と、4年前の調査の75.6%より少なくなり、「共感しない」と答えた人は35.5%と、4年前の21.5%より増えました。
そして2008年のろうそく集会と比べると、最近のろうそく集会は参加者が少なくなっていますが、集会に対する関心が低くなっている理由について意見を聞いたところ、「アメリカ産牛肉を買うかどうかは、消費者自らが決める問題であるため」と答えた人が、45.4%いました。