今年に入って3月末までに韓国に亡命した北韓脱出住民は、去年の同じ時期に比べて6割の366人にとどまり、200人少なくなっています。
統一部がまとめた資料によりますと、今年1月から3月までの3か月間に韓国入りした北韓脱出住民は366人で、このうち女性が247人と、67.5%を占めています。また、去年の同じ時期と比べると200人も減っています。
このように北韓脱出者の韓国入りが大幅に減ったことについて、統一部の関係者は、「複合的な要因があり、ひとことでは説明し難い」としていますが、北韓の人権問題について考える韓国の市民団体は、中国との国境地帯での北韓軍による監視強化などで北韓を脱出する住民の数そのものが目立って減少していることを理由にあげています。