ソウル市は10日、夏に、デパートなど大型施設の室内温度を26度以上に規制することを柱としたエネルギー条例の改正案を立法予告しました。
それによりますと、契約電力100キロワット以上の電力を多く使う建物や大型商業施設などに対し、夏に室内温度を26度以上に保つように義務付けています。
ただし、共同住宅や工場、医療機関、幼稚園、宗教施設などは、規制の対象に含まれていません。
また、年間のエネルギー使用量が石油に換算して2000トンを超える建物を対象に行ってきたエネルギー診断を1000トン以上の建物に拡大し、建物の温度とエネルギー使用量をリアルタイムで表示するように義務付けました。
ソウル市はさらに、再生可能エネルギーの生産を拡大するため、学校などの公共施設と業務用建物の屋上や屋根などを活用し、2014年までに320メガワット規模の太陽光発電施設を設置するとしています。