コーヒー専門店のスターバックスが、韓国音楽著作権協会が著作権を持つ曲を著作権料を払わないで店内で流していることは、著作権の侵害にあたるという最高裁判所(大法院)の判決が10日、出されました。
韓国音楽著作権協会は、協会が著作権を持っている複数の曲をスターバックスが著作権料を払わずにおよそ10年間にわたって店内で流し続け著作権を侵害したとして、2008年にスターバックスを相手取って訴訟を起こしていました。
2008年の第1審では「スターバックスが提供するサービスは音楽の鑑賞ではなく、コーヒーやデザートの販売なので、曲の著作権を侵害したことにはならない」として韓国音楽著作権協会が敗訴しましたが、第2審では韓国音楽著作権協会の主張が認められて「著作権の侵害にあたる」とする判決が出ていました。今回の最高裁判所の判決で韓国音楽著作権協会の勝訴が最終的に決まりました。
今回の判決によって、スターバックスと同じように韓国音楽著作権協会が著作権を持っている曲を、著作権料を払わずに店内で流しているカフェやレストランなどにも影響が及ぶものとみられます。