ソウル市内バスの組合が、賃金の引き上げを要求して18日午前4時からストライキに入ることを決め、ダイヤが乱れる恐れが出てきました。
韓国労組=韓国労働組合総連盟傘下の全国自動車労働組合連盟・ソウル市内バス労働組合は、14日、組合員1万6379人を対象にストライキの賛否を問う投票を行った結果、91.4%が賛成したため、18日午前4時から無期限ストライキに入ることを決めました。
組合側は、今年の賃金の引き上げ率を9.5%とすることを要求していますが、使用者側のソウル市内バス運送事業組合は、賃金の凍結を主張しており、16日に予定されているソウル地方労働委員会での調整手続きは難航が予想されます。
ソウル市内バス組合の労働者の賃金は、去年は3.8%引き上げられましたが、おととし2010年は凍結されました。
今回、ストライキに参加する市内バスは、青い色の幹線バスや緑色の支線バスなど全部で7534台で、ダイヤの乱れは避けられない見込みです。
ソウル市内バス労働組合は、1997年に一度ストライキを行ったことがあります。