経営不振に陥って6日に営業停止処分が決まったソロモン貯蓄銀行のイム・ソク会長(50)が特定犯罪加重処罰法上の横領および背任の容疑で逮捕されました。
検察によりますと、イム・ソク会長は、会社の資金およそ170億ウォンを横領し、1500億ウォンあまりの違法な貸し出しをした疑いが持たれており、証拠隠滅の恐れがあることから、15日逮捕したということです。
検察は、イム・ソク会長が、外国船籍の船舶を購入した際に、帳簿上の買い入れ額を実際の取引価額より多く記載するなどの方法で、秘密資金を作り、海外の預金口座に隠し持っているとみています。
検察は、イム・ソク会長に対し、秘密資金の正確な規模や使途を調べ、営業停止処分を避けるための政官界へのロビーに資金が使われていないかを集中的に捜査する方針です。
検察は、まず、違法な貸し出しの正確な規模と横領金額を確認し、近く、逮捕状を請求する方針です。
ソロモン貯蓄銀行は、資産規模が5兆ウォン台で、今回営業停止処分が決まった4つの貯蓄銀行のうち最も大きい規模です。