自分が社会の中に置かれている位置、社会的ステータスについて、ソウル市民の2人に1人は、真ん中より低目だと考えていることがわかりました。
ソウル市はこのほど、15歳以上の市民4万5600人を対象に、その人が感じている暮らしの質や、幸福度、階層などについて調査し、その結果を16日、発表しました。
それによりますと、自分が感じている自分の政治・経済・社会的ステータスについて、「上の上」から「下の下」までの9段階にわけて聞いたところ、51.7%が「中の下」と答えたということです。
「中の下」という答えは、2008年の調査では49%でしたが、2009年は50.6%、2010年は51.3%と、増え続けています。
また住居環境と教育環境についての満足度では、自治区ごとの差が減ったのに対して、幸福指数の差は拡大していました。
また韓国社会の差別要因としては、所得による差別を挙げた人が58.2%で最も多く、次いで学歴による差別が50.1%、職業による差別が41.2%の順でした。
ソウル市は、今回の調査結果を今後の政策立案の基礎資料として活用する方針です。