交配用に使われる韓国の種雄牛「ユジン」が国際乳牛遺伝評価機関による遺伝能力評価で、韓国の牛としては初めて世界上位1%に入りました。
農村振興庁が15日に発表したところによりますと、国際乳牛遺伝評価機関が37か国の優秀な種雄牛12万5000頭を対象に行った評価で、韓国の研究グループが人工授精で誕生させ、育成した「ユジン」は1032位となり、上位1%に入ったということです。
評価の基準は、牛乳生産能力と牛乳の品質で、「ユジン」は、ほかの乳牛に比べて牛乳生産能力が1.4倍高く、牛乳に含まれている蛋白質の量も多いということです。
現在、韓国国内の畜産農家で、優秀な小牛を得るために使われている乳牛の精液は、半分以上が輸入産で、輸入額は年間およそ200億ウォンに上っていると推定されています。
輸入乳牛精液は、国内精液に比べて10倍ほど値段が高く、今回育成された「ユジン」にかける期待が高まっています。