世界最高峰のエベレスト登はんに挑戦していた登山家、ソン・ウォンビンさん(44)が下山途中に遭難したことが分かりました。
ネパールの韓国大使館の関係者が20日、明らかにしたところによりますと、ソンさんは19日にエベレストの登頂に成功しましたが、下山途中に高山病の症状で倒れ、転落したものと見られるということです。
韓国大使館は、一緒に登頂に成功したもう1人の登山家がベースキャンプに戻った後により詳しい事情を把握し、遠征隊と協議して今後の対策を決めるとしています。
ソンさんは同じ高校を卒業した登山家10人と遠征隊を組んで、エベレスト登はんに臨み、19日午後にもう1人の隊員とともに登頂に成功しました。
しかし、19日夜から20日未明にかけて下山中に事故に遭ったものと見られます。
ヒマラヤでは去年10月にも、韓国人登山家3人がアンナプルナ登はん中に遭難、死亡する事故が起きています。