エベレストの登頂に成功、下山途中に遭難した登山家のソン・ウォンビンさん(44)が遺体で発見されました。
ネパールの山岳省は22日、事故多発地域の「デスゾーン」と呼ばれる区間で、ソン・ウォンビンさんを含む行方不明者4人の遺体を発見したと発表しました。
デスゾーンと呼ばれるこの区間は急傾斜の氷の稜線で登山ルートも狭い区間だということです。
ネパールの山岳省によると、ソンさんが登はんに挑戦した18~19日にかけては、他の登山家200人あまりも登はんに挑戦しており、ルートが狭いデスゾーンが混み合ったため、体力の消耗と高山病の症状が一緒に現れ、遭難したと見られるということです。
エベレストでは、天気がよくなると多くの登山家が一斉に登はんし、区間によっては登山ルートが込み合うことがしばしばあるということです。