農林水産食品部は、鳥インフルエンザの流入を防ぐため去年10月からとっていた 特別防疫対策を終了し、来月1日からは平常時の防疫体系に戻すことになりました。
6月以降は、渡り鳥による高病原性鳥インフルエンザの流入の可能性が低くなることから、農林水産食品部は、4段階ある危機警報を、今の「注意」から、最下位の「関心」に引き下げる方針です。
ただ、観光客の行き来が多い東南アジアの国々では依然として高病原性鳥インフルエンザが発生していることから、これらの地域を訪れる観光客への検疫や、野生鳥類のモニタリングは今後も続けることにしています。
農林水産食品部は、ことし5月までを鳥インフルエンザの特別防疫対策期間として、全国の養鶏場の検査を拡大するとともに、中国、タイ、ベトナムなど鳥インフルエンザの危険地域へ旅行する人に対する検疫を強化していました。