アメリカと韓国の特殊部隊員がパラシュートを使って北韓内部に潜入し、地下軍事施設の情報収集などの偵察をしていたとする報道について、韓国駐留アメリカ軍の報道官は29日、「間違って引用された内容」として全面的に否定しました。
アメリカの外交専門誌「ディプロマット」のウェブサイトは28日、韓国駐留アメリカ軍のニール・タリー特殊部隊司令官の言葉として、「北韓は韓国戦争のあと、数千個もの地下トンネルを掘った。トンネルは構造物全体が隠されており、アメリカの衛星でもとらえられないため、韓米の特殊部隊員が特別偵察活動のために北韓に送り込まれた」と報じました。
この報道について韓国駐留アメリカ軍の報道官は、「完全に文脈から外れた内容で、引用内容そのものがでっち上げられたものだ」と強く否定しました。
報道官は、「特殊部隊の中核的な任務が特別偵察活動であることは事実だが、韓国とアメリカの特殊部隊員が特別偵察のために北韓に送り込まれたことはない」と強調しました。
韓国国防部の関係者も「1972年の南北共同声明以降、北韓に工作員を送りこんだことはない。それ以前にもパラシュートで北韓に潜入したことはなく、誤った報道だ」として、この報道を否定しています。