メニューへ 本文へ
Go Top

社会

スパイ罪で懲役言い渡された男性 30年ぶりに無罪確定

Write: 2012-06-05 12:54:02Update: 2012-06-05 15:41:54

スパイ罪で懲役言い渡された男性 30年ぶりに無罪確定

最高裁判所に当る大法院は、父親に会いに日本に行って、スパイ容疑が持たれていた男性と食事をしたとしてスパイ罪で起訴され、懲役10年を言い渡されたキム・ジャンギルさん(70歳)に対する再審の上告審で、無罪を宣告した原審を確定したと4日明らかにしました。
キム・ジャンギルさんは、1970年8月に日本に住んでいた父親に会いに日本を訪れ、父親の家でスパイ容疑で当時追跡を受けていた男性に偶然会い、一緒に食事をしたとして、スパイ容疑で逮捕され、45日間違法監禁状態で、拷問や脅迫などによって自白を強要されました。
その後、キム・ジャンギルさんは、国家保安法違反の罪で起訴され、1982年に大法院で懲役10年、日本の公民権停止に当る資格停止10年を言い渡され、2010年に再審を請求しました。
大法院は、判決文で、「キム・ジャンギルさんが40日間あまり監禁された状態で作成した当時の陳述調書と反省文は、苛酷行為による虚偽の自白で、証拠能力がないとする原審の判断は正しい」と述べ、無罪を確定しました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >