スマートフォン向けの無料チャットアプリケーション「カカオトーク」が、4日、韓国でも無料の無線インターネット電話サービスを開始しました。
カカオトークは、4日、iPhoneユーザーを対象に試験サービスを始めており、5日からは、世界で販売されている三星(サムソン)電子のアンドロイドスマートフォン「ギャラクシーS」などでも試験サービスを始めました。
今の段階は試験サービスですが、アプリをスマートフォンにインストールすれば、誰でも音声通話を無料で利用することができます。
カカオトークは、先月から韓国を除いて世界200か国あまりで無料の音声通話サービスを提供していました。
これに対し、SKテレコムやKTなどの韓国通信大手各社は、「無料の音声通話サービスは通信会社の収入を大幅に減少させ、料金の値上げや投資の減少につながり、結局通信サービスの品質の低下を招くものだ」として、強く反発しています。
韓国語、日本語、英語で対応できるカカオトークは、2010年3月に韓国でサービスを始めて以来、およそ2年3か月で世界で4600万人、韓国で3600万人の利用者を確保しています。