ペルー南部で韓国人8人などを乗せて突然連絡を断っていた大型ヘリコプターが現地時間で9日午前発見されましたが、搭乗者14人全員が死亡した模様です。
ペルー駐在韓国大使館によりますと、救助活動に当たっていたペルーの軍と警察は、現地時間で9日午前9時30分頃、ママロサ山の海抜4900メートルの地点で、行方不明のヘリコプターを発見しましたが、ヘリコプターに乗っていた14人全員が死亡したものとみられるということです。
ヘリコプターは悪天候によって山に衝突したものとみられます。
このヘリコプターに乗っていた韓国人は三星物産や韓国水資源公社の職員8人で、ペルー政府が進めている水力発電所の建設候補地を視察した後、観光地のクスコに向かう途中、現地時間6日午後5時半ごろにペルー南東部の高山地帯で交信が途絶えていました。
ペルーでは遺体が発見されると、解剖で死亡原因を調べ検察が死亡を確認する手続きがとられることから、現地警察による公式発表までは時間がかかるものとみられます。