北韓が最近、国際機関に対して、伝染病予防のためのワクチンの支援を要請したことが分かりました。
韓国に本部を置く国際機関の国際ワクチン研究所のルーク事務総長は10日、KBSとのインタビューに応じ、1か月前に北韓を訪問した際、北韓保健省の関係者が乳幼児のためのワクチンの支援を要請してきたと語りました。
なかでも北韓は、B型肝炎ワクチンの支援を強く求めてきたということですが、北韓では乳幼児100人中12人がB型肝炎の感染者だということです。
国際ワクチン研究所は北韓のこうしたと要請を受けて、韓国の統一部にワクチン支援の承認を申請しましたが、南北関係が冷え込んでいることなどもあって、承認されるかどうかは不透明な状況だとしています。