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社会

IAEAが古里原発は安全と発表 住民は反発

Write: 2012-06-11 15:32:17Update: 2012-06-11 15:32:17

IAEAが古里原発は安全と発表 住民は反発

ことし2月にすべての電源が失われる事故が起きた、釜山の古里原子力発電所1号機について、IAEA=国際原子力機関は、安全性に問題がないという結論を出しました。
今月4日から現地調査を続けていたIAEAの調査団は11日、「2月の事故の原因だった非常用発電機を含めてすべての設備が良好な状態を保っている」として、安全性に問題がないと発表しました。
この発表について、発電所周辺の住民と原発に反対する市民団体などは、信頼できないとして反発しています。
住民と原発に反対する市民団体は、調査団8人のうち原発の設備の専門家は2人しかおらず、1週間という短い期間にすべての設備の安全性を確認したとするのは無理があり、信頼できないと主張しています。
また古里原発がある釜山市機張郡のオ・ギュソク郡守は、「住民が推薦する専門家が加わらずに行われた一方的な安全点検結果を受け入れることはできない。住民の合意を得ずに原発を再稼動する場合に起こりえるすべての事態について関係当局が責任を取ることになるだろう」と述べ、原発の再稼動に反対する立場を表明しました。
IAEAの発表に先立って、反核釜山市民対策委員会などの市民団体は、11日午前、原子力発電所の正門の前で集会を開き、「安全点検は無効だ」と主張して調査団が発電所に入るのを妨害しました。

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