アメリカを訪れる韓国人の入国審査の手続きが来年から簡素化されます。
韓国とアメリカ政府は、来年1月1日から両国間で自動出入国審査制度を施行することにしたと12日、ワシントンのダレス空港で発表しました。
この制度が施行されれば、指紋や顔写真のような生体情報(バイオデータ)をあらかじめ登録して身元が保証されている「信頼できる渡航者(trusted traveler)」は、出入国審査官による対面審査を受けないで、自動審査カウンターで簡単な確認を行うだけで出入国ができるようになり、審査の時間が大幅に短縮されます。
この制度を利用できるのは、韓国の自動出入国審査サービス(SES)に加入した住民登録証と電子パスポートを持つ17歳以上の国民で、アメリカ国内の25の国際空港で実施されます。
この制度をアメリカとの間で取り入れた国はアジアでは韓国が初めてで、世界ではオランダ、カナダに次いで3番目です。