患者が脳死と推定された場合、医療機関は臓器寄贈院に必ず届け出るように義務付けられてから、脳死者の臓器提供件数が大幅に増えたことがわかりました。
保健福祉部が20日にまとめたところによりますと、医療機関に対して、患者が脳死と推定されれば、臓器寄贈院に届け出るよう義務付けた臓器法の改正案が去年6月に施行されてから、臓器提供者が前の年に比べて37%増えたということです。
臓器寄贈院に脳死推定者の届出があると、看護師などのコーディネーターが医療機関に出向き、臓器を提供するよう家族を説得し、臓器移植の手続きをサポートします。
保健福祉部は、全国400あまりの医療機関で、神経外科の集中治療室で死亡した患者を詳しく分析するとともに、臓器提供者の葬儀を支援するなど、臓器提供を増やすための努力を展開していく予定です。