このところの日照り続きで中部地方を中心に降水量が平年に大きく及ばず、水不足が続いています。
忠清南道泰安郡の高齢者施設では生活用水が不足し、地域の消防が生活用水を供給してしのいでいます。
また、泰安郡の60世帯あまりが住んでいる町では、飲み水まで不足して、外部の支援に頼っています。
水不足は農作物の作況にも影響を及ぼしています。
田植えを終えた田んぼは地面が乾ききったところも多く、収穫期となったニンニクや玉ねぎなども水不足で作況に影響が出ています。
そのため玉ねぎは去年に比べて30%程度、ネギは去年の1.5倍に値上がりしてます。
金滉植(キム・ファンシク)国務総理は21日、水不足が深刻な忠清南道洪城郡を訪れ、国レベルの対策を講じることを約束しました。
そそて、ソウルに戻って干ばつ関連関係閣僚会議を開き、22日から中央災難安全対策本部を立ち上げて国レベルの対策を進めていくことを決めました。
干ばつを理由に中央災難安全対策本部を稼動するのは2001年以来のことです。