農林水産食品部は22日、アメリカ産牛肉に対する検疫強化措置を23日付で従来の検疫水準に戻すと発表しました。
農林水産食品部は4月にアメリカでBSE感染牛が確認されたことを受けて、アメリカ産牛肉の開封検査を全体の3%から50%に拡大するなどの検疫強化措置を取っていました。
農林水産食品部は検疫の水準を元に戻すことについて、これまでの検疫強化措置で特別危険部位とされる部分は発見されなかったこと、他の輸入食品に対する検疫に支障が出ていること、他の国では検疫強化措置を取っていないことを理由にあげました。
農林水産食品部は4月25日から検疫強化措置を取っていますが、今月20日まで89万3000箱を開封検査した結果、変質などの理由で276箱が不合格の判定を受けたものの、特別危険部位は発見されなかったということです。