社長退陣などを求めて、先ごろまでストを行っていたKBS第二労働組合は、ことし8月末に3年の任期が終了するKBSの最高の意志決定機関である理事会の新しい候補を、自主的に韓国放送通信委員会に推薦することにしました。
KBSは放送法にもとづく非営利的法人で、KBSの最高の意志決定機関である理事会は、大統領直属の韓国放送通信委員会の推薦を受け、大統領が任命する11人の理事で構成されます。
理事長を含む理事会のメンバー11人は、政府与党推薦が7人、野党推薦が4人で、任期は3年、非常任です。
KBS第二労働組合は、26日、記者会見し、市民団体とともに理事推薦委員会を作り、自主的な審査で新しい理事会メンバーの候補を韓国放送通信委員会に推薦すると発表しました。KBSの第二労働組合には、報道記者、番組ディレクターなどを中心におよそ1000人が加入しています。
KBS第二労働組合は、「公正な理事選任ルールを作ることが、公正な放送を守るための第一歩だ」として、各界各層の有識者10人からなる理事推薦委員会を作って今月末から作業に取り掛かる計画で、来月中旬には候補を絞って放送通信委員会に推薦することにしています。