働きながら子育てをする女性の生活満足度が、専業主婦より低いことが分かりました。
統計庁と女性家族部が26日、まとめた報告書によりますと、現在の生活に満足していると答えた割合は、働く女性が24.1%、専業主婦が27.9%でした。
家族との関係についても、専業主婦の方が満足度が高くなっています。
専業主婦は61.2%が配偶者との関係に満足すると答えましたが、働く母親は55%にとどまりました。
一方、どちらの場合も、家事はほとんど女性が担当していることがわかりました。
専業主婦の89.9%、働く母親の86.5%が、一人で家事を担っていました。
育児の負担は、女性の経済活動参加率にも影響を与えています。
去年の女性の年齢別経済活動参加率をみますと、20代後半が71.4%で最も高く、30代では55%と大きく減少しています。30代は出産率が最も高い時期となっています。