感染症にかかった人の数は、去年、減りましたが、子どもがかかりやすい感染症は逆に増えていることがわかりました。
保健福祉部の疾病管理本部が26日、まとめたところによりますと、去年一年間に届けがあった感染症患者の数は全国で9万8717人で、前の年の13万3559人に比べて26.1%減りました。しかし、水痘や流行性耳下腺炎、しょうこう熱など、子どもがかかりやすい感染病の患者は、前の年に比べて48%から280%も増えました。
疾病管理本部は、「水痘と流行性耳下腺炎は、保健所や病院の持続的な講習会と呼びかけで届け出るケースが増えている。また、しょうこう熱は診断技術の進歩で患者の数が増えている」と分析しています。
一方、主に海外で感染してくる赤痢やデング熱などの感染は、2009年までは年間200人前後が報告されていましたが、去年は349人と、増加傾向をみせています。